この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。 父が医師であり、耳鼻科医でした。その父の後ろ姿を見て育ったことが、今の道に至る大きな理由です。高校時代にはかなり物理に傾倒していて、一時はその道に進もうと考えたこともありました。ただ、物理の世界はクリエイティブな要素が強いものであり、自分の適正がどちらにあるかと考えた結果、今があるという次第です。余談ですが、あとから聞いたところ、父も同じような感じだったらしく、物理が好きで、私の名前に「理」という字をつけることも考えていたようですね(笑)。
東京医科大学に進んだ私は、卒業後、一貫して頭頸部外科に携わり、2012年に『岡田耳鼻咽喉科クリニック』を開設致しました。それ以前、蒲田にある病院に勤めていたものですから、そちらの患者さんが通いやすいということと、自宅から近いということで、この場所に巡り会うことになりました。私はもともと足立区の出身ですが、こちらへ引っ越してきた際、家内が鵜の木の駅を「下町みたいですごく良いよ」と感想を言ってきたことがありました。そうしたこともどこか、頭の中に残っていたのかもしれませんね(東急多摩川線・鵜の木駅からすぐ)。
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