皮膚の病気に悩む方を長期的に診ていけることをやりがいに 子供の頃、病気を患っていたことがありました。3ヶ月の入院も経験し、長い闘病生活を送ることになったのですが、その経験から、いつのまにか、「お医者さんになりたい」という気持ちを抱くようになっていました。それからあとは、亡くなった父の想いでしょうか。私は父が年をとってからの子供でした。父からしてみれば、「いつまで面倒を見てあげられるかわからない」という気持ちもあったのでしょう、手に職を持つことを薦められていました。自身の病、そして父のこと。この2つが、医師を志す上での大きな理由となったのです。
皮膚科は、複雑な検査を経なくとも、発疹を見ただけでさまざまなことがわかる学問です。そしてまた、同じものを見ても、学生が見るのと経験と知識のある先生達が見るのとでは、わかるものが違ってきます。私は皮膚科の持つその奥深さに魅了され、この分野を志すようになったのです。
『たけうち皮フ科クリニック』は、2015年に開院を迎えました。勤務医時代と大きく異なるのは、1人の患者さんをずっと追っていけることにあると感じています。子供のアトピーであれ、若い人のニキビ、蕁麻疹や水虫もそう。そうした病気を長期に渡って管理していけることに使命感とやりがいを感じています。
↧