この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。 私は一般の大学を卒業し、広告の仕事をしていました。結婚して子供ももうけ、仕事もそこそこに順調で、何不自由なかったのですが、どこかに満たされない思いを抱いていました。実は私は小さい頃、お医者さんか軍人さんになりたかったのです。ただ、日本にはそもそも軍人ってないですから、これは仕方ない(笑)。じゃあ、お医者さんはとなると、学士受験で歯科医師になれる道があることを知り、そこであらためて大学を受験し、今の道にいたったということなのです。今では小さい頃からの憧れを両方叶えて、陸上自衛隊予備自衛官もやっています。
今振り返ると、後悔しなくて良かったと思いますね。この仕事はすべて自分の責任においてやっていくものですから、つらいことも正直ありますが、そのぶん、大きなやりがいを感じられる仕事だと思っています。
大学を卒業後、大学病院の歯科口腔外科に進みました。せっかく歯科医師になったのだから、手術をしてみたいし、全身麻酔も経験してみたいという憧れを優先した形です。ご存知かもしれませんが、口腔外科の仕事と歯医者さんの仕事はまったく内容が異なります。ですから、そこで得たスキルをそのまま生かせるわけではないのですが、何かあった時の心得の部分であったり、スムーズな病診連携がおこなえるという点において、メリットがあると感じています。
『さくらガーデンクリニック歯科口腔外科』は、2000年に開院いたしました。私は学生時代からこの辺りに住んでいたものですから、できるならここでと考え、縁に恵まれたというところです(東急東横線/目黒線/多摩川線・多摩川駅よりすぐ)。
現在は歯科医師会の仕事も忙しくなっていて、昔ほどではないのですが、地域のお祭りや神社の活動には積極的に参加しています。地域の活動に参加していくことをとても重要に思っており、楽しく参加させていただいております。歯科医師としてみなさんのお役に立つのは当然のこととして、同じ地域に永く住まうものとして、仕事以外のことでも地域に貢献していきたいと思っています。
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