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Channel: 大田区ドクターズ
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小山歯科 小山 弘治 院長先生のインタビュー

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この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。 直接のきっかけは、母が歯科医師であったことでしょう。母は戦前、品川で医院を構えていて、戦争中に福島に疎開していました。その頃私は小学校1年生で、「将来は陸軍大将になる」と意気込んでいたものです(笑)。まあこれは私だけではなくて、あの頃の子供はみんながそうだったでしょうね。 私には内科医である兄と、歯科医師であった姉がいました。私は兄に影響を受け、長じてからは外科医師になることを志し、勉強に励んでいたのです。ところが高校3年生の夏、事態は急転しました。田舎に帰省した私に向かい、父と母は「歯科医師になってくれ」と突然頼んできたのです。姉が嫁に行くことになったものですから、両親も、だったらと考えたのでしょうね。もちろん、抵抗しましたよ。次男の私は何になってもいいと言われていましたし、外科医になるという目標がありましたから。しかし、父と母の両方から懇願され、とうとう折れました。親の立場からすれば仕方のないことだろうし、もともと根が素直なものですから(笑)。 決断はしたものの、「今からではとても間に合わない…」と思っていたのですが、日本大学歯学部に合格することができました。大学卒業後は、東京医科歯科大学の第二口腔外科に進み、1967年に『小山歯科』を開院するにいたったのです(JR京浜東北線/東急池上線/東急多摩川線・蒲田駅より徒歩1分)。 実は、高校生の頃から母の仕事を手伝っていました。患者さんを診ることはさすがにできませんでしたが、入れ歯はその頃から作っていました。それを考えますと、巡りめぐって、天職に就いたような感じかもしれません。

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